
進化の中で得た、睡眠という能力
『睡眠は、単なる活動停止の時間ではなく、高度の生理機能に支えられた積極的な適応行動であり、生体防衛技術です。とりわけ、発達した大脳をもつ高等動物にとっては、睡眠の適否が高次の情報処理能力を左右することになります。質の良い眠りをとらないかぎり、質の高い生活ができません。「よりよく生きる」ことは、とりもなおさず、「よりよく眠る」ことなのです』(井上昌次郎東京医科歯科大学教授による)

眠らないとどうなるのか?
動物実験では、断眠を続けると体調に何らかの異状をきたし、ついには死亡してしまいます。また、人の断眠実験では断眠時間に長短の差はあるものの、いずれは眠ってしまうことを見ても、人にとって睡眠は生きるために必要不可欠のものであることがわかります。